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トーチカ通信

[ 2013.01.14 ]トーチカのイベント

木材コーディネータ養成講座@丹波

NPO法人サウンドウッズが実施する「木材コーディネータ養成講座」の基礎課程を修了し、「准木材コーディネータ」の認定書をもらった。

木材コーディネータのことは、このブログで何度か紹介している。森林所有者と消費者の顔の見える関係を築き、森づくりと木材活用を一体的に取り扱う専門家のことをいう。実践するには、まだ力不足だが、講座の仲間とネットワークができたのは心強い。

上の写真は、12月の最後の演習である。3.5寸角(105mm角)の柱を製材するのに、ちょうどいい丸太を選んで、木取りをして、製材するという課題だった。木の面を見ながら、切り出し方を考えて材を選び、丸太の木口(こぐち)にチョークで正方形を描く。歩留まりは、 56%なので悪くはない。ところが、製材機で、さーっとカッターが走ったとたん、節が次々に現れた。おまけに「もめ」という、強風を受けて傷んだ痕まで現れた。丸太を見ただけでは、全然、予想できなかった。柱には使えないので、土台に転用することになった。右下のマークをつけたところが「もめ」だ。

講座があるのは週末で、トーチカでの座学(机上講習)が6日間、丹波の山と製材所での演習が3日間、山でのワークショップが3日間の計12日間である。

座学では、森からの立木の調達、原木、製材過程、仕上げ加工、製品、価格設定、流通におけるリスクヘッジなどを学ぶ。毎回、最後にテストがあるので、ぼーっと聞いていられない。簡単なようで難しく、一度も満点が取れなかった。

丹波での演習は、森林業の実態を見学し、立木の調査、原木の計量、歩留まり計算、グレーディングの手法、価格設定、木取り、製材を学ぶ。

最も楽しいのは、山でのワークショップ。専門の講師のもとで、山の魅力を堪能できる企画だ。私たちは講習生の立場で参加するが、将来、自ら一般消費者向けの企画を立案するための実習である。

ワークショップの1回目のテーマは「森を食べる」。キノコを裏山から調達して、料理して食べた。キノコ談義を通して里山が天然の食品庫であることを学んだ。2回目は、「焚き火の達人」。裏山から木を切り出して、蒔き割りをし、焚き火で料理をする実習。炭焼という職業や、里山の木が木質燃料としてどのように活かされてきたかを学んだ。3回目は「森聴きエコツアー」。これは講師の案内で、里山を歩き、里山の生き物を知るツアーである。森の中の生物の多様性に開眼した。

興味があれば一度、HPをチェックしてください。
http://school.soundwoods.net/course/index.html