年賀状から繋がる思い 森・里・海のこと|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所

トーチカ通信

[ 2013.01.15 ]森・里・海

年賀状から繋がる思い 森・里・海のこと

年賀状を書く時期になると、こんな面倒な風習、みんなでやめにしませんか?と思うのだけど、年賀状を戴いて、一枚一枚、眺めていると、こういう消息のやりとりは、やっぱりいいものだなぁと思う。

一言でも手書きのメッセージがあると、その人の肉声で言葉が届き、へぇーそうかぁ・・とか、久しぶりに手紙を書こうかな・・とか、今年こそは会いたいな・・という想いがよぎる。嬉しいメッセージだったら、また束の中から探し出して読み直し、じーんとなったりしている。

たぶん、みなさんも同じような思いをされてるのかもしれないと感じるのは、元旦に年賀状を戴いたのに、すぐにまたお手紙や葉書で、「年賀状を読んだら書きたくなって・・」と、言葉を綴って下さる方が、毎年何人かいらっしゃるからだ。

今年も嬉しいお便りを戴いた。昨日のブログの最後に、木材コーディネータのワークショップで丹波の森を歩いて、生物多様性に開眼したと書いたけれど、その話と合わせて紹介したい。不思議なことに全部、繋がっているからだ。

丹波のワークショップの講師は、NPO法人森の都研究所代表で、生物多様性かんさい代表世話人の宮川五十雄さんだった。12月の丹波の里山での体験が、お正月に「モンサントの不自然な食べもの」という映画を見に行ったことに繋がっている。

お手紙を下さったのは、元、京都大学フィールド科学教育研究センター長の田中克さん。「年賀状の文面を拝見して、これは一度ご連絡しなければと思った次第です」という書き出しで、お手紙と、小論文と、雑誌の記事を送ってくださった。「森里海連携学」を提唱されている先生である。

もう一人は、塙狼星さん。「半栽培の環境社会学」という本をことづけて下さった。人と自然の多様な相互関係について考察した本で、塙さんは第4章で「アフリカの里山」について書かれている。著者紹介を見ると、専門は人類学・アフリカ研究とある。塙さんは、「空堀ことば塾」を主催し、シュタイナーが目指した自由への教育を実践しておられる。友人の紹介で、子供落語会にトーチカを提供したというご縁がある。アフリカの研究の話は、そのとき聞いたが、すっかり忘れていた。

次回から順番に紹介します。