Live at the Cellar Door / Neil Young|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所

トーチカ通信

[ 2014.02.19 ]本・映画・演劇・美術・音楽

Live at the Cellar Door / Neil Young

夜遅く事務所に戻ると、今日中に片付けないといけない仕事が残っていた。ふと、机の上を見ると、アマゾンで注文したニール・ヤングのCDが届いている。CDをセットして、仕事を始めようと机に向かうと、ライブハウスのざわめきと拍手が聴こえ、「Tell Me Why」のアコースティクギターのイントロが流れてきた。

絶句して、手が止まった。何これ?・・。ライブハウスにいて、すぐそこでニール・ヤングが歌っているという感じだ。声が若い。そういえば、ラジオで70年のライブ・アーカイブだと言ってた。ジャケットで曲目を確認したい衝動をぐっと抑えて、観客になりきることにする。次の曲は何だろう。

「New Albumから」っていうニールの声。そして、
「Only Love Can Break Your Heart」 そうか、アルバム『After the Gold Rush』が出た直後なんだ。

何も考えられない。仕事は全曲聴いてからと決め込む。朝は早いけど、新幹線の中で寝ればいい。今、この瞬間を楽しもう。

ああ・・「Old Man」だ。一番好きな時代のニールの声を間近に聴いて、時間がものすごい勢いで巻き戻っていく。それにしてもこの臨場感はなんだろう。

ピアノの弾き語りの「Cinnamon Girl」 今まで聴いたことのないアレンジだ。こんないい曲だったんだ・・。クレイジーホースには悪いけど、これはバックのバンドがない方がいい。これって、最高のライブ盤じゃないだろうか。

「I am a Child」・・不意打ちで来た。大好きな曲。

一人きりでこのライブを味わい尽くした。何度もため息をつき、手を組んだ上に顎を乗せて目を閉じた。

こんな風にいいことがあると、それは神様からのメッセージで、「そのままあなたの道を行きなさい」って、言われているように感じる。そんなときは世界が微笑んでいる。そして、またがんばれる。

ニール・ヤングを知らない人は、今から一枚、買うとすればこれです。保証します。
というわけで、往復書簡の後半は次回です。