福島レポート2014(その3)|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所

トーチカ通信

[ 2014.06.29 ]原発・福島・東北

福島レポート2014(その3)

福島県は2015年の4月~6月に大型観光キャンペーン(ふくしまデスティネーションキャンペーン「DC」)を実施する。Destinationは「目的地・行き先」、Campaignは「宣伝」、略してDC。地元観光関係者や自治体、JR6社(北海道、東日本、東海、西日本、四国、九州)などが協力して、全国の旅行会社の協力を得ながら、3ヶ月間、重点的かつ集中的に全国で宣伝販売が展開される。国内最大級の観光キャンペーンである。

福島では、観光資源の掘り起こし、ブラッシュアップ、地域イベントの開催、おもてなしの充実など、受け入れ体制を整備しているところである。DC以降も継続できる観光推進体制の確立を図るのが最終的な目的だ。

成功の鍵は、観光関係者だけでなく、一般市民がどれだけ一体となってもてなし意識を高められるかにかっている。テーマは「食」と「花」なので、家の前に花を植えたり、観光バスに手を振るなど、一人一人にできることを呼びかけている。

さて、福島競馬場で開催された『福が満開、福のしま フェスタ2014』。あいにくの小雨だったが、約8000千人の来場者で盛り上がった。これはふくしまDCのプレイベントで、地元の人たちへ、来年に向けての意識付けのものだった。観光資源の掘り起こしが重要なので、ステージではご当地アイドル、ゆるキャラ、フラガールが登場し、周りには、ご当地グルメの屋台のテントが並んだ。

上の写真はご当地アイドルに、いかにも・・という男性たちが立ち上がって声援を送っている様子。NHKの朝ドラあまちゃんの熱心な視聴者にとっては「潮騒のメモリーズ」と重なる風景。なんか、いい感じだ。

これは、開演前に撮ってもらったなすびさんとの2ショット。なすびさんは、競馬場の隣の県立福島東高校出身で、福島のご当地タレントとして活躍されている。テレビの番組で除染の知識をわかりやすく伝える活動も評価が高い。Happyにももちろん登場。素顔は爽やかで、まじめな人だった。

私たちは白川ラーメン、いわきジャンボカジキメンチ、つぶ貝の串焼きを食べた。どれもおいしかったけど、感激したのは、帰り道で買った老舗「光月堂パン店」のプリンパン。ロングランの商品で、平日は女子高校生が列をなして、あっと言う間に売り切れるらしい。パンはキメが細かく、もちっとした食感。頬ばると、ホイップクリームとプリンとパンが一体になって、う~ん!と、ため息がでた。

震災前の8割まで、県内入りの観光客が戻ったというけど、まだ風評は払拭できていない。夏休み、福島、いかがですか?行ってみないとわからないことがありますよ。