[ 2020.02.03 ]結婚式ができるまで
年が明けたと思ったらもう今日は節分。時間が飛ぶように過ぎていく。この連載は昨年中に終えるはずだったのに、更新が滞ってしまった。いつまで「結婚式」をひっぱるのかと、あきれられそうだけど、再開します。この連載で書きたいのは「人」だから。
映画や演劇の表現手法の一つに「グランド・ホテル形式」というのがある。同じ時、同じ場所にやってきた人々の人間模様を同時進行的に描く、群像劇の手法だ。その名前の由来になった映画『グランド・ホテル』(1932年)はベルリンの一流ホテルを舞台に、訪れる人たちの様々なドラマを描いている。
この連載はグランド・ホテル風に、結婚式というイベントに訪れて下さった様々な人のことを書きたいと思って始めた。これまでの人生で出会った人びとが、時空を超えて繋がっていく。そこにある一つひとつの物語がどれだけこの人生を豊かにしてくれていることか。今しか書けないことを、書き残しておかねばと思う。
なかなか更新できないにもかかわらず、このブログを読んで下さっている皆さん、ありがとうございます。遅ればせながら今年もどうぞよろしくお願いします。