「野菜の肖像」 原田修身写真展@トーチカ (その2)|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所|大阪の建築構造設計事務所

トーチカ通信

[ 2012.12.12 ]トーチカのイベント

「野菜の肖像」 原田修身写真展@トーチカ (その2)

原田さんの写真展が日曜日から始まった。トーチカをギャラリーとして使うのは春の民芸展以来で、これが2回目である。原田さんは(財)消費者情報のカメラマンで編集者でもある。今年の9月にトーチカで取材を受けたときに、このスペースを気に入って下さって、今回の写真展の開催となった。

写真はすべて原田さんが家庭菜園で作られた野菜である。白菜、かぶら、さつまいも、きゅうり、枝豆、ししとう。いつも食卓に登場するごく普通の野菜である。それらの野菜が、原田さんのレンズの前で、今まで誰にも見せなかった表情をして見せる。レンズの後ろで自分をいとおしく見つめる眼差しに、一瞬輝く顔を上げた瞬間を、原田さんは見逃さない。

写真の前で、その造形美に気づかされ、見とれた。

ちらしをポストに入れたので、ご近所のみなさんもいらして下さる。原田さんは、来場の記念に、お一人お一人のポートレートを撮られる。それが好評である。プロのカメラマンに写真を撮ってもらえる機会など滅多にないので、緊張しながらもみなさん、嬉しそうだ。私の両親は遺影にすると言っている。

下の写真は、左から消費者情報の林郁さん、ご近所の平田さん、そして右端が原田さん。どうぞ、ふらりとお立ちより下さい。もの静かな原田さんが笑顔で迎えてくださいます。