木質建築空間デザインコンテスト|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所

トーチカ通信

[ 2013.10.13 ]構造デザイン

木質建築空間デザインコンテスト

3年ぶりに、木質建築空間デザインコンテストが開催される。事前登録は10月1日から始まっている。ケンプラッツのサイトから登録できるので、チェックしてください。
http://special.nikkeibp.co.jp/as/201307/wood5/index04.html

主催は日本エンバイロケミカルズ株式会社で、日経アーキテクチャーが共催している。日本エンバイロケミカルズの製品といえば、我々には、木材保護塗料のキシラデコールだ。

コンテストでは、木質部の仕上げに、木材保護着色ステインを使った魅力的な建築を募集する。キシラ以外の塗料でもOK。応募は部門別で、「住宅部門」、「一般建築部門」、「テーマ部門」がある。「テーマ部門」は、自分でテーマを書いて応募できるので、間口が広い。

審査員は第1回から変わらず、平倉直子さんと石田敏明さんで、私は第3回目から務めさせてもらっている。審査は丸一日かけて、丁寧に行われる。応募用紙は、全員がほとんど全文、目を通していると思ってもらっていい。新築だけでなく、改修やコンバージョンが増え、シェアハウスが出品されるなど、作品が世相を反映しているのが興味深い。

第1回の開催は2004年で、当時の主旨には、「生きている木を活かしながら利用するためのパートナーとして塗料の認識を広めること。かつ、建築家のこだわりや木の魅力的な用い方を、メディアを通して広く知ってもらい、材料メーカーと建築家たちが互いに触発し合いながら良い関係を築くことでエンドユーザーの支持を得る建築を育てること」とある。

この10年間の木造をめぐる動きはめまぐるしかった。コンテテストは、当初、木の魅力をなんとか知ってもらいたいというところから始まったが、今では公共建築のコンペでは木造を指定するものも多く、「木」への注目度はめざましい。

主催者の熱意で5回目を数えるが、回を重ねるうちに知名度があがり、このコンテストが若い人たちにとっては、登竜門的なものになってきているのが嬉しい。審査委員長の平倉さんも、石田さんも、新人発掘という意識も持たれている。

みなさんどうぞ、奮ってご参加ください。