ラジオ体操|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所

トーチカ通信

[ 2015.02.06 ]桃李舎

ラジオ体操

この1月から事務所の業務開始時間を8:30にした。ゴミ出しやメールチェックを済ませて、9時になったら下に降りて、みんなでラジオ体操をする。終業定時は18:30で、忙しいときも残業はできるだけやめて、朝のスタートを早くするようにした。1ヶ月続けてみて、そのパターンがすこぶる気持ちいい。

ラジオ体操はYouTubeの録音を聞きながら、第1体操、第2体操を続ける。伸ばすところはピンと伸ばし、曲げるときはグイと曲げ、ぐるりと大きくねじり反らすと、これが結構効くのだ。最後に深呼吸で弾んだ息を整えると、全身がバランスよくほぐれているのがわかる。すっきりと、すがすがしい気分で仕事を始められるのがいい。

ラジオ体操はなんとなく戦前の軍国少年少女の育成というイメージがあったが、調べてみると違った。始まったのは1928年(昭和3年)。逓信省簡易保険局が「国民保健体操」として制定し、日本放送協会のラジオ放送で広く普及した。逓信省が国営の簡易保険事業を始めたのが大正5年。保険事業の視察に訪れたアメリカで、生命保険会社が健康体操をラジオ放送で流す計画を知ったのがきっかけらしい。

体操している場所は、事務所の下のモータープールである。道に面しているので、誰でも参加してもらいたいと思っている。ちなみに、前にあるのがj.Pod。前回紹介した耐震シェルターと同じ工法の木の箱である。桃李舎25周年のパーティでは下の写真のようにステージに使った。

ラジオ体操の風景を上から写真に撮ったらきっと面白い絵になるからブログに載せようというと、貴田は「え~っ・・」と渋っていたが、濱田に撮ってもらった写真を見て、「フィギュアみたいですね」と笑っている。

ところで、このパーティの写真は、私たち桃李舎ガールズがおもてなしのフラダンスを踊っているところである。http://tochikaima.exblog.jp/19301830/
これが関西圏外から来た友人が言うには「大阪っぽい」のだそうだ。「何んで?」と訊くと、「身体を張って笑わせようというところ」と言う。私たちは大真面目だったのでものすごく心外だけど、確かに大阪には自分を落として楽しんでもらうという気風はある。今、巷で議論されている「意図的に他者を傷つける類のユーモア」とは真逆である。どうぞこの写真を見て、くすっと笑ってなごんでください。