[ 2022.05.16 ]桃李舎日記
3月某日、設計を行ったてんじんこども園の竣工式に出席しました。
式後は各教室に実際にその教室を使用している先生たちが待機して案内や使い心地、子供たちの様子などを教えてくださいました。
平面の形が四角形ではないため、教室毎に特徴が異なる空間が広がっています。
また教室には、構造体である鉄骨の柱が壁に隠れるのではなく教室内に出ています。
設計時、邪魔ではないのかなと思ったのですが、意匠設計者の竹原さんは、子供たちは柱があるその空間を子供たちなりに楽しむから出ていても問題ないとおっしゃっていました。
確かに、先生たちにお話を聞いた時も子供たちは部屋のすみっこや物陰が大好きで教室のつくりを楽しんでいるとのことでした。
こども園に携わる大人たちが子供たちをやさしく見守る気持ちが建物を通しても伝わってくるような素敵な園舎でした。
スタッフT