JSCA関西サロン 女性のエンジニアの集い(その1)|トーチカ通信|桃李舎一級建築事務所|大阪の建築構造設計事務所

トーチカ通信

[ 2024.08.10 ]構造デザイン

JSCA関西サロン 女性のエンジニアの集い(その1)

JSCA(日本建築構造技術者協会)関西支部の事務所が移転して、部屋が少し広くなった。支部長の島野さんには、広くなった事務所を会員が交流できるサロンのように使ってほしいという思いがあり、副支部長の嘉村さんが、夕方からの数時間、事務所をBARにして解放する提案をされていた。

私が運営会議のメンバーから外れて久しいが、たまたま出席した運営会議は、世代交代によって、とても自由で明るい雰囲気に変わっていた。私は「『BAR 嘉村』、すごくいいと思います!ぜひやってください!」と言った。

運営会議の後の2次会でも、私は『BAR嘉村』について、思いつくままアイデアを出した。準備は極力簡単に。それが長続きするコツ。だから缶ビールや缶酎ハイは冷蔵庫に冷やしておいて、1本200円でセルフレジにするのはどうですか?おつまみも小分けできるものや缶詰を用意して一つ100円で売るとか。持ち込み、差し入れ歓迎で。

このやり方は、トーチカのイベントで実証済みだ。事務局の石原さんが、「そのぐらいの用意なら、私できますよ。お酒は配達してもらえばいいんだし」と加勢してくれた。嘉村さんは、「それならできそうですね」と言われるのだが、軽い思いつきでつぶやいたのに、現実味を帯びてきて、少し追い詰められているような戸惑いも漂わされていた。

そうだな、嘉村さんの負担が大きくなるのは良くないなと思ったら、ひらめいた。「店長はやりたい人を募集して、交代でやるのはどうでしょう?第2回は私が店長になります。『BAR 桝田』やります!」と。お酒が進むほどに、みなさんからもアイデアが出て、店長が毎回テーマを決めることになった。その後、継続的に話し合いがもたれ、『BAR 〇〇』は毎月最終金曜日18:00~20:00と決まった。

第1回 BAR KAMURA

第1回『BAR KAMURA』は6月28日だった。テーマは「50歳代の集い」。オープン祝いだからと50歳以上の人も駆けつけて、大賑わいだった。総勢16人。女性は事務局の石原さんと私の二人だった。安く飲めて、会話を楽しんでさっと2時間で切り上げる。いいシステムだった。嘉村さんは、100円ショップで買った電球をぶら下げて、雰囲気を出していた。いい感じなので、次回も使わせてもらうことにした。

そして第2回『BAR MASUDA』。テーマは「女性のエンジニアの集い」と決めて、フライヤーを作った。早く帰らないといけない人に配慮して、少し早い16時スタートとした。申し込みは不要で、都合のいい時間帯での気楽な参加をよびかけた。石原さんにフライヤーの一斉配信を頼んで当日を迎えた。