[ 2013.10.26 ]トーチカのイベント
パーティは夢の中の出来事のようで、今も、たくさんの人の笑顔が、サーカス小屋のような光と色彩の中で、万華鏡のように揺らめいている。ずーっと幸せな夢の中にいるような、ふわふわとした時間が流れていた。ひとかけらの曇りもなく、100%幸せだった。
私たち(桃李舎ガールズ)のフラダンスのときに「ハナレイ・ムーン」を歌ってくれた友人のつじみちえさんが、曲紹介のときに、「雨でも今日は満月です」と言ってくれた。雨だったけれど、素敵なハーベスト・ムーンの夕べになった。
このまちに生まれ、このまちで育ち、建築を学び、就職して、独立し、働き続けて今日まで。この人生のある時期を一緒に過ごし、私を支えて下さった人たちが、全国から貴重な時間を割いて集まって下さった。ここではない別の場所で、月を見上げて、祝福してくれている人のこともずっと感じていた。
人との出会いが、どれほど、この人生を価値ある豊かなものにしてくれていることか。大好きな大切な人たちに、私を育んでくれた町内の人が混じり、通りを歩いている人が立ち止まって見てくれている。笑顔が交錯し、開かれたガレージからざわめきと、暖かい色の光がまちに溢れている。こんな嬉しいことはなかった。
旅芸人の芝居小屋のようなパーティ会場というのがコンセプトだった。一夜限りの祝祭の場。歌って踊って弾けた一夜が明けると、跡形もなく消えている。そのとおりのパーティになった。
みなさん、たくさんの祝福をありがとうございました。豊かな実りを願って、また皆で力を合わせて働き始めています。次の収穫祭のときに、元気にお目にかかれますように、がんばります。これからもどうぞよろしくお願いいたします。